はじめに
この記事は、こんな方に向けて書いています。
●十二支って何なのか知りたい
●十二支で性格を知りたい
●十二支がなぜあるのか知りたい
逆に
●十二支の事は知り尽くしている
●十二支に特に興味がない
●そんなの迷信だと思う
という方には不要な記事です。
これ以上先を読まずに
お帰り下さい。
この記事を読むと
●十二支が何なのかわかる
●十二支での性格がわかる
●身近で十二支に関わる事を知る事が出来る
それでは、こちらからどうぞ
十二支とは
十二支は、もともとは
時間の質を知るために
作られました。
ですが、それを
広く一般に普及させるために
動物と結び付けられました。
ですから、本来は
子がネズミという意味では
ありませんでした。
①子
「子」という漢字は
“始まりと終わり”を
意味します。
”一”（漢数字の一）と
完了の”了を
組み合わせています。
植物なら
種に水を含ませ
土中に深く埋めた状態。
ここから
成長が始まります。
やがて植物は
発芽し
枝葉を伸ばし
花を咲かせ
やがて枯れて
実をつけ
また、種となります。
ですから、始まりでもあり
終わりのエネルギーとも
言えるのです。
この生命の芽生えを
象徴するのが
小さい体ながら
鋭い勘と繫殖力が高い
生命力にあふれた
鼠（ねずみ）とされました。
小さな鼠が
生き抜くためには
大きな動物にはない
知恵があるのだと
考えられていました。
そこから
子の生まれの人は
「直観力に優れた世渡り上手」と
言われるようになりました。
②丑
丑は物事が変化し
次の段階へと移っていく
スタートのエネルギーを
表しています。
植物なら
種から芽が出て
土の中で絡み合っている
状態です。
「丑」の字は「紐（ひも）」が
元になっています。
種の固い殻を
突き破って出た芽が
紐のように絡み合い
なかなか伸びていかない、
そんなもどかしい
状況を示しています。
そんな状態でも
芽は絡み合いながら
少しずつ土の中で
成長していきます。
丑の生まれの人は
このような時間の氣を
持っていて、
「用心深く勤勉」と
言われています。
③寅
寅は丑の続きで、
物事が変化し、
次の段階へと
移っていくエネルギーを
表しています。
変化も終盤に差し掛かり、
次の姿へと変わった
状態です。
植物なら、
やっと絡まった芽が
土の中から出てきて
発芽した状態。
寅の漢字の由来は
虫編に「寅」で
「螾（いん）」という字です。
「動く」という意味を
持っています。
芽が土から顔を出した状態、
ようやく
太陽の下に出られた
明るい瞬間を表しています。
そんな力強い陽の氣から
寅の人は
「正義感が強く勇敢」
だとされています。
④卯
卯は物事が始まり
これからぐんぐんと
上昇をしていく
エネルギーを表しています。
上る太陽のように
明るく前向きなエネルギー。
成長のスタートを意味します。
植物なら
発芽して
成長がスタートした
という状態です。
「卯」という漢字は
植物の芽が割れ、
双葉になった状態を
表しています。
双葉が増え
地上をおおっていくためには
優しく見守る陰の氣が
必要だと考えられていました。
そのような優しい氣を
受けたものは
兎（うさぎ）のような
上品な人になると
考えられました。
兎は用心深く、
他の動物とは争わず、
生命力が強い動物です。
そんなところから
卯年生まれの人は、
「用心深く、平和主義」と
言われています。
水の陰の子の時から
春の陰の卯までの
十二支の氣を紹介しました。
次は春土用の辰から
夏土用の未までを
紹介します。
