十二支ってなに?(辰・巳・午・未)

九星氣学

はじめに

この記事は、こんな方に向けて書いています。

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●十二支って何なのか知りたい
●十二支で性格を知りたい
●十二支がなぜあるのか知りたい

逆に

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●十二支の事は知り尽くしている
●十二支に特に興味がない
●そんなの迷信だと思う

という方には不要な記事です。

これ以上先を読まずに
お帰り下さい。

この記事を読むと

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●十二支が何なのかわかる
●十二支での性格がわかる
●身近で十二支に関わる事を知る事が出来る

それでは、こちらからどうぞ

十二支とは

十二支は、もともとは
時間の質を知るために
作られました。

ですが、それを
広く一般に普及させるために
動物と結び付けられました。

ですから、本来は
子がネズミという意味では
ありませんでした。

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①辰

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「辰」は、
十二支の中では、
唯一架空の動物です。

縁起が良いと
感じる方も多いでしょう。

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辰は、スタートした物事が
どんどん成長していく過程の
エネルギーです。

日の出の瞬間から、
午前中の朝日に移って行く頃。

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これから、身支度をして
学校や会社に出かける。

ご縁が繋がり始める
タイミングです。

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植物なら、
発芽を経て
これから葉を伸ばしていく様子。

「辰」は「振るう(ふるう)」という
漢字に由来しています。

陽気が動いて
万物が振動し、
草木が成長して
活力旺盛になる状態を
表します。

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辰の時は、春が終わり、
夏を迎える時期です。

そんな自然の
移り変わるエネルギーを
人をも凌ぐ、
龍に例えられました。

そんなところから
龍の氣を持つものは、
完璧主義者だと
されています。

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②巳

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巳は、成長が
極限に達した状態。

もうまもなく、
ピークに達する直前の
エネルギーです。

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日の出から時間が経ち、
太陽が真南に上る直前、

日差しが強く
なり始めた頃です。
植物なら
枝葉が大いに伸びて、

お互いに近づきあい、
成長を止めて
実りの準備が始まる頃。

巳の漢字は「已む(やむ)」に
由来していて、
物事が止まるという
意味合いを持っています。

巳の時間は陰の氣なので
静かに目立たず進んでいき、
次の陽の気になってから
実りへの動きが
目立ってきます。

昔の中国では
蛇は賢い生き物だと
思われてきました。

陰の控えめさと蛇の聡明さから、
巳の氣の持ち主は
控えめで聡明とされました。

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③午

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午は陽が最も極まった
エネルギーです。

成長の頂点に達し、
あとは
衰えに転じるしかないという、
極限の状態です。

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太陽が南の頂点に達し
あとは徐々に沈んでいく、
そんな時間のエネルギーです。

植物なら、
枝葉を落とし
実をつける準備を
始めるころです。

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午の漢字は
「忤う(さからう)」に由来していて
物事が徐々に
衰えていく事を表しています。

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ピークを迎え
最も充実した時間の
午の氣を受けたものは
馬のように、
元気で陽気な性質だと
考えられました。

そこから
午の氣を持つものは、
明るく陽気だと、されています。

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④未

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未は、エネルギーが
頂点を過ぎて、
衰え始めている
エネルギーです。


衰えて言うと、ネガティブに
感じるかもしれませんが
「落ち着き」と表現すれば
それもいいものだと
思えるのではないでしょうか。

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植物なら、実を付け
徐々に熟していく、
そんな様子を表しています。


未の漢字は
「味わう」に由来していて、
実った作物を味わう、
次の世代へと命が
繋がっていく事を表しています。

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新たな生命の誕生は
おめでたい事です。

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未はそんなおめでたさ、
幸運を授けるとされ、
全ての動物の中で
最も善良な生き物だと
考えられました。

そんなところから
未の氣を持つものは
協調性を重んじると
されています。

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春土用の辰の時から
夏土用の未までの
十二支の氣を紹介しました。


次は秋の陽の猿から
冬の陰の亥までを
紹介します。

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