この記事は、こんな方に向けて書いています。
●干支って何なのか知りたい
●干支で性格を知りたい
●干支がなぜあるのか知りたい
逆に
●干支の事は知り尽くしている
●干支に特に興味がない
●そんなの迷信だと思う
という方には不要な記事です。
これ以上先を読まずに
お帰り下さい。
この記事を読むと
●干支が何なのかわかる
●干支での性格がわかる
●身近で干支に関わる事を知る事が出来る

はじめに
今年は巳年ですね。
みどし、へびどし、なんていいますが
蛇年とは書かないですよね。
それに、干支(えと)は
巳(み・へび)だけど十二支と、
どう違うか分かりますか?
甲乙丙(こう・おつ・へい)という
十干(じっかん)と
十二支(じゅうにし)が
組み合わさったものが
干支なんです。
干支という言葉は、
十干の干と十二支の支の字で
出来てますよね。

干支というのは
昔の中国で
暦(こよみ)に
使われていました。
この干支によって
一年、一か月という
一定期間の時間の質を
判断していました。

子年生まれは
「鋭い直感力がある」
丑年生まれは
「忍耐強く勤勉」
といった感じです。
この十二支を
あまり知識のない
一般の人に広めようと
十二支の文字と動物を
結び付けたのです。
動物と結びついたおかげで
十二支は
アジア各地に広がり
それぞれの国で
好きな動物へと
置き替えられました。
アジアだけではなく
アラビアやロシアにも
干支は広がりました。
それぞれの国ならではの
動物をなぞらえた干支もあります。

中国では
龍を龍とパンダに
タイやベトナム、ロシアでは
兎は猫
といった具合です。

十二支は時間や方位
季節を表すのに
使われてきました。

正午は午の刻の真ん中
子午線を通過する時です。
子午線は北極点と南極点を結ぶ線
これに直交する線が卯酉線です。

船の舵の取り方に
「おもかじ」
「とりかじ」と
いうのがありますが

これも
卯舵(うかじ)と
酉舵(とりかじ)が
元になっています。

12というサイクルは
月の満ち欠けに基づいて
一か月が決められて
それが、12回巡る事で
1年となる事からきています。
そして

それが12年で天球を一周する
木星の周期と同数だったため
各年に十二支を
当てはめるようになりました。
自然のサイクルに
12という数字が
深く関係していたんですね。
時間に関する数字が
12で出来ているのも
自然のリズムなのです。
十二支にも
陰陽五行があります。
数字の世界では
奇数は陽
偶数は陰と
なります。

そこから
足の爪が奇数か偶数かで
陰陽を分けました。
五行の割り当ては
時間との関係から
考えられました。
●陰陽

陽:子、寅、辰、午、申、戌

陰:丑、卯、巳、未、酉、亥

●五行
木:寅・卯

火:巳・午

土:辰・未・戌・丑

金:申・酉

水:亥・子
子で「種の中で命が生まれる」
寅で「発芽」
巳で「ピークを迎える」
未で「実が成り」
戌で「枯れる」
亥で「種に命が閉じ込められる」

十二支別の性格
子:直観力に優れた世渡り上手
丑:用心深く勤勉
寅:正義感が強く勇敢
卯:用心深く平和主義

辰:情熱的な完璧主義
巳:聡明なカリスマ
午:陽気で行動的
未:協調性を重んじる慎重派
申:話術に長け好奇心旺盛
酉:几帳面で社交家

戌:忠誠心に厚く正直者
亥:一本気で強い意志力
と、言われています。